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●セレンと甲状腺

セレンと甲状腺

セレンはカルシウムやマグネシウム、亜鉛に比べるとあんまり聞きなれないですね。どんな働きがあるのでしょうか。

 

・活性酸素の無害化

セレン含有のグルタチオンペルオキシターゼ(GPx1~4)によって活性酸素を無害化しま

 

 

す。

 

 

・重金属の毒性を軽減

重金属から発生する活性酸素の除去に加え、水銀とは強い結合力があると言われ水銀の毒性軽減にも重要であると考えれらます。

マウスの実験では水銀を含有させた餌と水銀とセレンを含有させた餌のグループでは水銀を含有させた餌を食べたマウスは全匹死亡したが、水銀とセレンを混ぜたエサでは死亡しなかったという報告があります。

 

・甲状腺機能を高める

意外かと思われますが、甲状腺機能にはヨウ素だけではなく、セレンも関係しています。セレンはT4 を活性型の T3 に変換する酵素に必要となります。

そのためセレン欠乏では甲状腺機能低下が引き起こされます。

 

 

セレンは肉、魚、卵やナッツ類にも含まれるため、通常の食生活では欠乏することはないと考えられています。

セレンは安全域の狭いミネラルでもあるので、サプリメントなどでの摂りすぎには注意をしましょう。

 

ただし重金属が多いと解毒・排泄に働くため、セレンが毛髪ミネラル検査で多く出ていても有害金属がいずれも高値の場合、一緒に排泄されていると考えられるため、体内で不足している可能性があります。

 

毛髪ミネラル検査を定期的に受けてご自身のミネラル・有害金属を確認しましょう。

 

 

参考URL

OPRT 一般社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構

http://www.oprt.or.jp/C30-4.htm

長崎甲状腺クリニック

https://www.nagasaki-clinic.com/se/

 

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