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● 不足しがちな鉄

不足しがちな鉄

鉄は最も不足が懸念されるミネラルの一つです。

鉄はとても重要なミネラルなので、血液中の鉄分の量は体内恒常性によって保たれています。鉄の摂取量が少なければ肝臓に貯蔵している鉄を血液中に放出し、鉄分量を一定に保ちます。貧血の症状が出ている方は肝臓などに貯蔵している鉄も使い果たしてしまってい

 

 

る状態です。

 

 

またかくれ貧血も多く、健康診断のヘモグロビン値に異常がなくとも血中のフェリチンという貯蔵鉄の成分をしらべることで発見ができます。

※悪性腫瘍などでは組織破壊によってフェリチンが血中に流れ込むことあるので貯蔵鉄量とは無関係に上昇することがあります。

 

隠れ貧血の場合、めまいや頭痛、肩こり、食欲低下など様々な症状との関連が疑われます。

 

 

またサプリなどでの過剰摂取も注意が必要です。

過剰に摂りすぎると嘔吐、下痢、胃腸障害、亜鉛の吸収阻害などを引き起こし、さらに活性酸素を発生させます。

 

ただし鉄は吸収が非常に悪いため、体が必要とする量のおよそ 10 倍の量が必要となります。鉄は大きくわけて動物性食品に多く含まれるヘム鉄と野菜や穀類に含まれる非ヘム鉄に分 けられます。

ヘム鉄は非ヘム鉄の数倍、吸収力が高いのですが、日本人は食事から摂取する鉄の 85%が非ヘム鉄だと言われています。

 

足りているのか、または摂りすぎなのか、毛髪ミネラル検査で確認をしましょう。

 

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