10.232020
厚生労働省食品安全情報の公式ツイッターが 2020 年 7 月 8 日、「やかんに入れたスポーツ
飲料を飲んだことによる銅食中毒が発生した」と報告しました。
金属製の容器(ヤカンや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶け出すことがあるとのことです。
また過去にも同様の中毒は発生しており、水筒に入れたスポーツ飲料を飲んだ児童が苦味を感じ、頭痛、めまい、吐き気などを訴えた事例や、アルミニウム製のヤカンでつくった乳酸菌飲料を飲んだ保育園児 15 人が吐き気、おう吐を発症した事例があるとのこと。
銅は必須ミネラルのひとつで、不足すると銅欠乏性貧血が引き起こされますが、銅過剰の場合、ノルアドレナリンの合成にかかわっているため、幻覚や不安などを引き起こします。銅は亜鉛と性質が似ているため、吸収の際に拮抗します。サプリメントなどで亜鉛だけを多くとっていると銅欠乏性の貧血を発症することがありますので、バランスが必要です。
アルミニウムについても酸やアルカリで溶け出すため、肉をアルミホイルで包んで加熱調理するだけでアルミニウムの肉への吸収を 89~378%増加させると言われています。
体内に吸収されたアルミニウムは、腎臓・脳・肺・肝臓・甲状腺に蓄積し、カルシウムと競合することで、骨の形成を妨げます。
銅、亜鉛のバランスやアルミニウムの蓄積を確認するには毛髪ミネラル検査をお勧めします。
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