10.232020
歯科金属アレルギーとは、口の中に入れている銀歯や詰め物などの金属が原因となり、口内炎などのアレルギー反応が生じることです。
症状としては、口内炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬などで、全身疾患としては、全身性接触皮膚炎、扁平苔癬、偽アトピー性皮膚炎、顔面湿疹などが挙げられます。
金属そのものが直接的にアレルギーを引き起こしているのではなく、金属から溶け出した金属イオンが体内に吸収されることがきっかけで起きるのです。
また、アレルギーの原因となる金属は、銀歯などに使用されているニッケルやコバルト、バラジウム合金が多いといわれていますが、人によって異なるため、検査が必要です。
水銀アマルガム合金(以降アマルガム)は健康保険が適用され広く使用されていた材料ですが、辺縁破損が起こりやすく、虫歯の 発症頻度が高いこと、また、歯科用の水銀は人体に害がないといわれている無機水銀が使用されていますが水銀による人体と環境への影響の懸念から、アマルガムの使用を止めた歯科医院が増えています。
アマルガムは日本では2016 年4 月に歯科診療報酬改定で保険治療から外されておりますが、禁止とはなっておりません。
2016 年以前からもアマルガムの使用は減少しておりますが、ご自身の詰め物が気になるようでしたら一度歯科様に見てもらってはいかがでしょうか。
安全な外し方については下記をご覧くださいませ。(中垣歯科医院様の HP) http://www.metal-allergy.jp/method/amarugamu.html
毛髪ミネラル検査は水銀、ニッケル、コバルト、パラジウムなど測定しております。
※「毛髪ミネラル検査」は金属アレルギーを診断するための検査ではなく、ミネラルのバランスや有害金属の蓄積度を判断するための検査です。
Copyright © 化学物質過敏症を考える会 All rights reserved.